簡易の燻煙装置

燻製装置(スモーカー)を使う場合、市販のものを使用することはもちろん、自家製の燻製装置を作っても構いません。中でも最も簡易的なスモーカーは、ダンボール箱で作ることができます。まず、ダンボール箱の底を取り外します。ちょうどダンボールの底だけが抜けた状態になるようにしましょう。次に、上部にバーベキューなどに使う網を、ダンボールの中に入れます。上から網を押し込んで、ちょうど真ん中程度で止まるくらい(横から見るとHのような形になる程度)がベストです。

次に、火をつけたスモークウッドを用意します。スモークウッドは一度火をつければ長時間燃え続け、煙を出し続けてくれます。ガスバーナーなどを使って火をつけ、アルミホイルなどの不燃性の物の上に置きます。他に、熱電器などを使ってスモークチップを熱するという方法でも問題ありません。燻煙材となるものが用意できたら、網をはめこんだダンボールを上からかぶせます。燻製したいものを網の上に置いて、ダンボールの蓋を閉めれば密封された燻製装置の完成です。

およそ五十℃程度で一時間ほど燻製ができるので、下ごしらえの必要ない食材が適しています。バーベキューで食べられているような、ソーセージやハム、ベーコンなどがおすすめです。ただし、ダンボールは可燃性です。風が吹いてダンボールがずれ、火が出てしまったという事故も少なくないそうですので、ダンボールが動かないよう必ず重石を乗せましょう。万が一のためにすぐに消火ができる状態であること、ダンボールから目を離さないことなどを徹底しましょう。ダンボールの燻製装置は折り畳めますし、そのまま捨てることもできるので後始末も簡単です。正しく使用して、便利に燻製を行いましょう。

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