現代人を支える保存食
日本の文化の中では、食材を干すことを、二つの呼び方に分けています。一つは植物性のものを「乾物(かんぶつ))、そしてもう一つは「干物(ひもの)」というような呼び分けをしています。基本としてはそのまま天日に干したり、自然に発酵させたりするようです。 このように食材を天日干しにすることで、栄養素のビタミン D が増えたりするものもあるようです。また水分が飛ぶことによって、食材のカサが減るので、たくさんの量を食べることができるようになり、多くの食物繊維をとることも、可能にしてくれているようです。
このような乾物を、自然食品と呼んだり、健康食品などと呼ぶ人たちもいるようです。このような「乾物」「干物」の例として「切り干し大根」が挙げられます。切り干し大根は、干す以前の生のままの状態の大根よりも、天日に干した切り干し大根の方が、カルシウムがおよそ15倍ほど、カリウムが約10倍ほど、鉄分は約10倍ほどになると言われています。切り干し大根の他にも、日本には、乾物・干物がたくさんありますが、 さつまいもを干した干し芋、椎茸を干した干し椎茸、渋柿を干した干し柿、などにも似たようなことが述べられるようです。
また、生の食材をこのような乾物・干物の状態にすることで、長期間、安定した保存を行うことができます。これは冷蔵庫や冷凍庫のない時代から行われてきているので、寒さの厳しい冬の時期などに、食物の確保が思うようにできない人々の、大切な生命をつなぐ保存食とされていたようです。また、日本から遠く離れた西洋の文化の中でも、ハムやベーコン、ウインナー、チーズ 、ヨーグルト、ピクルスといった形で、多くの食材を保存食として蓄えていたようです。 長期保存ができて、栄養価が高い保存食品は、今なお現代人の生活を支えてくれていますね。
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