燻煙材のピート
燻煙をする時に火をつける木材、燻煙材の種類のひとつに「ピート」と呼ばれるものがあります。ピートは、一言で言えば泥炭です。湿地帯に生えているシダや苔などの植物は、死んだ後にも充分な分解がされず、堆積していきます。この堆積されたものがピートと呼ばれる泥炭となり、泥炭がたまった場所が泥炭地と呼ばれる湿地帯となります。
泥炭は水分・不純物を多く含んでおり、純粋な炭素をあまり含んでいません。そのため石炭としての使用も難しいとされていましたが、ウイスキーの製造のために役割を持つことができるようになりました。現在では、ピート臭・ピート香というとウイスキーを指すことが多いそうです。燻製材として使うピートは、スモーキーフレーバーという名称を持っています。唯一、香りに名前を持っている燻製材と言えます。スコットランド産のもののみを指すそうです。
香りは個性的で、非常に強烈です。子どもはまず苦手とする臭いと言われており、大人であっても好きになるか嫌いになるかのどちらかと言われています。ピートを使用する時は、使いたい燻製材にブレンドをして使用します。燻製材がスモークウッドの場合は上に乗せて使い、スモークチップの場合は混ぜて使います。ピートの匂いは強いため、少量で短時間であってもほとんどの燻製に匂いをつけることができます。
高価な燻製材ではありますが、バーベキューなどのアウトドアで、短時間で仕上げたいという燻製には非常に向いています。冷燻であっても二時間で仕上がります。ピートの量は、割合で決まります。軽いスモーキーフレーバーを味わいたい場合には1割~2割程度、一般的な味わいを楽しみたい場合には2割~3割程度、強い匂いが好みの場合には、3割以上のピートを使用しましょう。
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